Mike Long

最近Mike Longの著書を購入した。 Second Language Needs Analysis (Cambridge Applied Linguistics) (English Edition) Cambridge University Press Amazon これまでにもタスク関係の著書でその考えに感化されてきた。 もちろんLongには直接会ったこともな…

中学校でのdebate実践

中3の担当ということで、これまでに学んできたことを総合的に活用していくような実践をしようと考えながら実践しています。 今年の重点はスピーキング力を伸ばすこととしながら、明示的知識を基礎にしたスキルの獲得を促しています。ここしばらくディベート…

教育研究と統計処理

今日も急ピッチで統計処理をしたところです。 来月の〆切に向けてだいぶ仕上がってきましたが、とりあえず書き上げることを第一目標としながら、さらに読みやすさを追求したいところです。 さて統計処理について思ったところとして、確かに掲げた指標の統計…

研究としての学びの還元について思ったこと

関東地方の緊急事態宣言が開けて少し経ちますが、東京は人出が戻ってきており、車も多いなーと感じています。 数日前にセミナーを開催したのですが、参加して頂いた先生方とは色々と協議ができ、気がついたら予定の時間を1時間もオーバーしてしまいました。…

本年度の実践開発についての概要

気がつけばもう年度末がやってきて、以前のブログを書いたのはいつのことか、という感じ。書くことを忘れていたわけではなく、書く余裕がなかった。今年度はコロナのこともあって、何かと余裕が無く日々が流れていき、目の前のことをこなすばかり。毎日が自…

この濃霧の中での模索

3月から学校に生徒が登校しなくなり(所々ワンショットはあったものの)、もうすぐ2ヶ月になろうとしている。 もうここまでくると最後の授業が遠い昔のことのようで、これから学校が再開した時にどうなるか、かなり不安がある。 そうこう言っていると、さ…

奨励研究について

本年度も日本学術振興会による科学研究費助成事業、通称「科研費」の採択結果が出る時期となり、附属学校教員である私が申請できる奨励研究に応募、申請していました。 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/11_shourei/index.html 区分は「教科教育学およ…

教育思想と教育哲学を創造する授業分析

昨日は学会のワーキンググループに参加し、授業分析についてその具体を学ぶことができました。といっても、ある程度は想像ができていましたが、一応のプロシージャーを体感することで、想像と具体をコネクトすることができたと思います。そのコネクションに…

教養であるとか創造性であるとか

あけましておめでとうございます。 2020年になり、今年は何かと忙しくなるなーと感じており、冬休みは子どもとしっかり遊ぶことにしました。 その中で、すきま時間を何とか読書なり、書き物なりに費やしてきたのですが、今冬の学びはいささかgeneralなも…

授業分析を通しての子どもの思考の究明 杉本(2013)

言語を処理していくにあたり、子どもがどのように思考するのかを考えることやその結果としてどのようなアウトプットがなされるのかを検討することは必要なことと言える。一方で、子どもが学ぶ知識が明示的であると同時に、(特に)暗示的でもあることを考え…

「博報堂デザインのブランディング」永井一史

今年も年末になり、2019年を回顧すると色んなことがありました。その中でいつもかなりの刺激を与えてくれる仕事(人たち)があり(い)ます。本校の卒業生であるとか、企業に勤めている方々です。 生徒が行うキャリア教育を進めるにあたっては、事前にどのよ…

柴田(2013)のまとめ

英語科における授業分析が構築されると実践としてはさらに進展すると思わずにはいられない。 ということで、またも柴田論文のまとめ。 授業分析による理論構築と授業過程の可視化手法 柴田好章(2013)『授業研究と授業の創造』的場正美・柴田好章(2013) …

柴田(2007)における授業分析

所属している学会のSIGで非常に興味深いワークショップが開催されるというので、事前学習をしておくことにしました。 この柴田(2007)から見えてきた授業分析については、私としてもかなり考察を深めたい視点が多くあり、内からの理論的発信という視点は「…

Second Language Knowledge (Loewen, 2015)

第二章を通して、第二言語習得で培う知識、そしてそれらをどのように発達させていくかについて整理しました。それって現場では当然のこと、という内容のところはあるのですが、自分が語ろうとしていることを理論ベースで語ることができるようにすることは論…

Introduction to Instructed Second Language Acquisiton by Shawn Loewen(2015)

I've been interested in this book, Introduction to Instructed Second Language Acquisition, Shawn Loewen 2015. Introduction to Instructed Second Language Acquisition 作者:Shawn Loewen 出版社/メーカー: Routledge 発売日: 2014/07/18 メディア: …

考えるということについて考える

今日は散歩に行ってみた。1日何もしていないから。 その道すがら、考える、ということについて考えてみた。考えてみた、というほど意識的なものではなくて、自然発生的に何かそのようになった。自分の意識下ではここのところ考えるということについて課題を…

この夏のactive learning

今年の夏休みは何かと追われていることが多く、あっという間にお盆も明けてしまって・・・。ここ数日の間は何か風邪のような状態で、喉の痛み、そして加えて今日はガラガラかすれ声になってしまいどうなることかと思ってたんだけど、昨日の英語教育学会の発…

The development of second and foreign language learning through classroom interaction "Hall and Verplaetse (2000)"

The report of the title is in chapter 1 in "Second and foreign language learning through classroom interaction" (2000). Below is a summary of just the points that the author is expressing. Second and Foreign Language Learning Through Class…

修行に行きます。

夏休みになり、学校恒例である面談が続いています。 その間にはちょこちょこと他のイベントが入っていまして、ちょい多忙感あり、といった感じです。 24日面談 25~26日林間学校実地踏査 27日面談 28日外部学習会参加 29~30日面談 楽しみ?に…

教員の夏、研究と修養の夏

現勤務校は明日が終業式。 それから怒涛の夏休みとなります。この1ヶ月超のテーマは「教養」と「研究」。 「教養」については、自分の専門外の分野で何がどのように進んでいるのか、それらの分野は世の中にどのように貢献し、ムーブメントを起こしているのか…

インプットの科学に向けた序章(2)

現在担当している中学校1年生の授業では、アウトプットも求めているのですが、インプットを与えることの方を重要視しています。 ここしばらくは、インプットを与えることで生徒はどのような状態になればいいのか、という指導者的な感覚を高めたいと考えてい…

インプットの科学に向けた序章(1)

EFL環境において(も)英語のインプットが大事だ、ということには疑う余地がない。きっと。「きっと」というのは自分が対象としている中学生に対して直接的にそのような根拠を示すものがないので確証が持てない、というだけで・・・。一方でSLA研究からは様…

新たな再開にあたって

以前、別のアドレスで英語教育についてあれこれ書いていたのですが、忙しさも相まって次第に書くペースが少なくなり、かなりブログから遠ざかっていました。 が、ここ数年色々と経験したことを通して「自分の考えの変化を自分で感じる」ようになりました。結…