2019-01-01から1年間の記事一覧

授業分析を通しての子どもの思考の究明 杉本(2013)

言語を処理していくにあたり、子どもがどのように思考するのかを考えることやその結果としてどのようなアウトプットがなされるのかを検討することは必要なことと言える。一方で、子どもが学ぶ知識が明示的であると同時に、(特に)暗示的でもあることを考え…

「博報堂デザインのブランディング」永井一史

今年も年末になり、2019年を回顧すると色んなことがありました。その中でいつもかなりの刺激を与えてくれる仕事(人たち)があり(い)ます。本校の卒業生であるとか、企業に勤めている方々です。 生徒が行うキャリア教育を進めるにあたっては、事前にどのよ…

柴田(2013)のまとめ

英語科における授業分析が構築されると実践としてはさらに進展すると思わずにはいられない。 ということで、またも柴田論文のまとめ。 授業分析による理論構築と授業過程の可視化手法 柴田好章(2013)『授業研究と授業の創造』的場正美・柴田好章(2013) …

柴田(2007)における授業分析

所属している学会のSIGで非常に興味深いワークショップが開催されるというので、事前学習をしておくことにしました。 この柴田(2007)から見えてきた授業分析については、私としてもかなり考察を深めたい視点が多くあり、内からの理論的発信という視点は「…

Second Language Knowledge (Loewen, 2015)

第二章を通して、第二言語習得で培う知識、そしてそれらをどのように発達させていくかについて整理しました。それって現場では当然のこと、という内容のところはあるのですが、自分が語ろうとしていることを理論ベースで語ることができるようにすることは論…

Introduction to Instructed Second Language Acquisiton by Shawn Loewen(2015)

I've been interested in this book, Introduction to Instructed Second Language Acquisition, Shawn Loewen 2015. Introduction to Instructed Second Language Acquisition 作者:Shawn Loewen 出版社/メーカー: Routledge 発売日: 2014/07/18 メディア: …

考えるということについて考える

今日は散歩に行ってみた。1日何もしていないから。 その道すがら、考える、ということについて考えてみた。考えてみた、というほど意識的なものではなくて、自然発生的に何かそのようになった。自分の意識下ではここのところ考えるということについて課題を…

この夏のactive learning

今年の夏休みは何かと追われていることが多く、あっという間にお盆も明けてしまって・・・。ここ数日の間は何か風邪のような状態で、喉の痛み、そして加えて今日はガラガラかすれ声になってしまいどうなることかと思ってたんだけど、昨日の英語教育学会の発…

The development of second and foreign language learning through classroom interaction "Hall and Verplaetse (2000)"

The report of the title is in chapter 1 in "Second and foreign language learning through classroom interaction" (2000). Below is a summary of just the points that the author is expressing. Second and Foreign Language Learning Through Class…

修行に行きます。

夏休みになり、学校恒例である面談が続いています。 その間にはちょこちょこと他のイベントが入っていまして、ちょい多忙感あり、といった感じです。 24日面談 25~26日林間学校実地踏査 27日面談 28日外部学習会参加 29~30日面談 楽しみ?に…

教員の夏、研究と修養の夏

現勤務校は明日が終業式。 それから怒涛の夏休みとなります。この1ヶ月超のテーマは「教養」と「研究」。 「教養」については、自分の専門外の分野で何がどのように進んでいるのか、それらの分野は世の中にどのように貢献し、ムーブメントを起こしているのか…

インプットの科学に向けた序章(2)

現在担当している中学校1年生の授業では、アウトプットも求めているのですが、インプットを与えることの方を重要視しています。 ここしばらくは、インプットを与えることで生徒はどのような状態になればいいのか、という指導者的な感覚を高めたいと考えてい…

インプットの科学に向けた序章(1)

EFL環境において(も)英語のインプットが大事だ、ということには疑う余地がない。きっと。「きっと」というのは自分が対象としている中学生に対して直接的にそのような根拠を示すものがないので確証が持てない、というだけで・・・。一方でSLA研究からは様…

新たな再開にあたって

以前、別のアドレスで英語教育についてあれこれ書いていたのですが、忙しさも相まって次第に書くペースが少なくなり、かなりブログから遠ざかっていました。 が、ここ数年色々と経験したことを通して「自分の考えの変化を自分で感じる」ようになりました。結…